養殖ブリ加工品で新規顧客へアプローチ

養殖ブリの販売は店頭だけではなく

通販やイベントでの直接販売も盛んです。

生魚が苦手な方や調理に不慣れな方にも興味を持っていただける商材なので

新規顧客へのアプローチにも欠かせません。

 

大手事業者が養殖ブリへ参入を果たし

今後更なる展開を迎えるのであろう養殖ブリ加工品の今をお届けします。

 

 

 

■加工養殖ブリの製品名はフィレ? 切り身?

養殖ブリ・ハマチのエンドユーザー向け製品は

半身に加工されたフィレでの販売が主流です。

カマや皮をカットしすぐお刺し身に出来るロインのほか

そのままのラウンド、内臓を除去したセミドレス、

頭部も除去したドレスの形態で販売されています。

 

特に注目すべきポイントは事業者向けの名称で

そのまま消費者へ販売されている点です。

 

検索からの流入では不利になりますが

販売サイトで商品が表示されれば

直売感や業者向け製品のイメージを持ってプレゼンテーション出来るので

通販が慣れた方にとってお買い得な商品に見える手法です。

 

これは養殖ブリ・養殖ハマチに特に強く見られる傾向で

サーモン等他の魚種では丸ごと、半身カットなど、

知識の無い方でも思い浮かぶ言葉を多用する製品が目立ちます。

「フィレ」という製品名が一般ユーザーにも浸透するのか

「半身」という言葉を使うべきなのか

状況を見ながら事業者のカラーに合わせた選択で

美味しい養殖ブリを新しいお客様へ届けましょう。

 

 

 

■養殖ブリ 焼き魚用の加工品

 

ブリの焼き物といえば照り焼き。

切り身だけでなくタレの旨さを加えて

養殖ブリをアピールした製品の販売も活性化の動きを見せ始めています。

 

タレに漬けた状態でパッケージされているので

生魚調理の苦手な方、刺し身を食べ慣れていない方でも

気軽に美味しいブリが楽しめます。

養殖ブリは脂が強いので

欧米的な食事を好む方でも食べ応えは抜群。

湯銭や電子レンジ調理対応の手軽な製品が特に人気です。

 

照り焼き・味噌漬け・西京焼き

どれも味付けとパッキングの影響が大きい製品なので

加工には専門業者との連携が必要になりますが

ふるさと納税関連の事業では加工事業者だけでなく

販売事業者との連携で大きな成功を収めた製品が沢山あるので

養殖ブリにおいても加工品の流行は要注目と言えそうです。

 

 

 

■養殖ブリ加工品にも新しい流行を

 

マグロやサーモンなど他の人気魚種と比較すると

刺し身・切り身での提案が多い養殖ブリ・養殖ハマチ。

餌の工夫で臭みを消し

いつでも旬と呼べるほど脂が乗った肉質に対する自信が感じられます。

 

需要の面でも刺し身向けの製品が占める割合が高めですが

拡大の速度を高めるためには起爆剤となる新しい流行が必要です。

 

流行の炭水化物抜きダイエットに

栄養面・食べ応えの面から養殖ブリをアピール。

気軽に手に出来る加工品を展開するなど

アイデアを活かした製品の展開が期待されます。

インターネットが普及した昨今

流行は様々な思惑の他

本当に小さなきっかけから火がつくようになりました。

養殖ブリとまったく関連性がないと感じても

テレビ番組・インスタグラム・雑誌など

トレンドを形成する要素になっているメディアは

国内外を問わず定期的にチェックしておきたいところです。

 

 

 

二次加工食品は国内だけでなく

国外への進出でも大きな可能性を秘めています。

カニカマである「SURIMI」のように

日本の市場を越えた世界的なブームには手軽さが欠かせないので

今後の二次加工品国内動向も要注目と言えそうです。

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