大規模沖合養殖システムという衝撃的なニュースを見て

12月に入りすっかり寒くなりました。今年も早くからインフルエンザが流行っているそうです。

 

当社では、毎年11月入るとメンバー全員にインフルエンザワクチン摂取を受けていただきます。もちろん福利厚生です。しかし、今年は高いですね。これもメンバーのためと思えば惜しくはありません。そう言い聞かせています。

 

なのに、「インフルエンザワクチンは効果なし」とインターネットでは賑わいを見せているじゃないですか。ウイルス学者の中では常識だとか。中には、流行のインフルエンザとワクチンが合う確立は宝くじ当選のソレよりも低いとあります。

 

ええええぇぇぇ?????

 

本当に効果ないのでしょうか。こういう時、一体なにが正しいのかわからなくなってしまいます。インターネットそのものはとても便利であり、現代においてなくてはならないツールですが、新しい情報が次々と流れてくる時代だからこそネットリテラシーが必要だなと感させられた次第です。活用能力育成塾みたいなものはないのでしょうか。社会に必要とされる新しいビジネスだと思います。

 

10月の話題になりますが、世界の水産業を見据えた新たなチャレンジが大きく取り上げられていました。

コチラです。

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野網和三郎氏の「獲る漁業からつくる漁業へ」という格言と通じていますが、全世界の人口増加に伴い水産物消費量はこの20年で倍増し、その伸びを賄っているのは養殖とのコト。

 

そこで、沖合の漁場にプラットフォームを建設し、配合飼料を蓄えるサイロから海底配管を通って自動給餌するというシステムを開発。サイロへの飼料補充は必要ですが、日々の給餌はプラットフォームにある装置で量や時間を調整し、インターネットを使えば陸上からの制御も可能だそうです。これにより、シケなどによる給餌中断の心配がなくなり、人手不足を解消できます。

 

日本においては、人口減少に伴う人手不足によって養殖魚の生産量が減少していくのではないかと常々思っていたのですが、もしこの大規模沖合養殖システムがコスト・管理・生産などのあらゆる面をクリアできれば日本の水産業はまだまだ成長していくはず。近年稀に見るドリーミーなニュースに嬉しくなってしまいました。

 

現代に求められているのは、小さな改善による品質向上ではなく破壊的イノベーションだと思います。三谷船具店においてもそれは同じですし、とても刺激を受けました。創業から55年目を迎えましたが、1年でも長く続けていくために、皆様におもしろいと共感していただける何かを見つけていきたいと思います。

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